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柔道大会で脱臼 先生Shoの存在感は示す




 毎週通っている柔道クラブ主催の大会に出場し、右肩を脱臼してしまいました。試合は残念ながら不完全燃焼に終わりましたが、子供たちに試合をしているところを見せられたので、何とか先生としての存在感は示せたかなと思っています。

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 黒帯を締める有段者の部には、僕を含めてわずか3人が参加。一番最初の試合で、いつも練習している23歳のジェームス君と対戦しましたが、開始1分弱に巴投げをかけようとしたところ、グキッという音が聞こえました。ここで試合を中断。痛みをこらえながら起き上がり、礼をしてから会場を去りました。会場には道場に通う子供や親たち約100人が観戦に来ていて、何とかいい試合をしないとという気持ちが空回りしました。

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 それから、初めてのイギリスの病院です。救急車は日本とイギリスを通じて初めて。緊急性がないので、救急車はサイレンを鳴らさずに約10分離れた病院へ向かいました。途中、緑色の作業服を来た救急士が熱や血圧をはかって、酸素吸入をしてくれました。ものものしい白衣よりも、ちょっと安心できました。
 病院では、すぐに肩を入れてくれず、またもや血圧を測り、さらに痛み止めのモルヒネを注射してからようやく医者がやってきて、「さあ、引っ張るからね」と言って、ものの数十秒で肩は元に戻りました。「治療代は?」と尋ねると、「すべてNHSでカバーされているから無料だよ」。NHSという健康保険が充実していて、留学生であっても無料になることを知りませんでした。
 病院を出て、1時間後、再び会場に戻りました。僕が畳の近くに来ると、主催者のスチュアート先生が立ち上がりました。「先生Shoが戻ってきたよ。みんなで拍手で迎えてあげよう」と声をかけると、会場の全員が立ち上がり、僕に向かって大きな拍手と声援を送ってくれました。まるで、ハリウッド映画のラストシーンのような光景でした。「僕はこの通り大丈夫です。しばらく柔道できないけど、教えることはできるから。来週の金曜、また会いましょう」と応えると、どっと笑いが起きました。
 
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 僕のカテゴリーには3人しか出場していないので、3位のトロフィーをもらってしまいました。もう少し長く畳の上に立っていたかったと悔やまれますが、これで草大会からも引退しないといけないのかなと思いました。プロ選手じゃないけど、引き際って難しいです。これからは子供たちの指導に専念します。


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プロフィール

Sho100

Author:Sho100
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 新聞記者を12年やって、2011年9月からイギリス・グリニッジ大学大学院へ。Public Relationsの修士コースで学び、2012年のロンドン五輪で柔道・レスリング担当の公式リポーター。
 柔道3段。TOEIC 945。TOEFL 89(IBT)。
 取材渡航歴:カナダ・バンクーバー(冬季五輪)、インド・ムンバイ(テロ事件)、アフガニスタン(テロ事件)、サイパン(刑事事件)
 得意分野:環境(COP10, Biodiversity)、教育(大学)、交通(ローカル線)
Email: shoy003あっとyahoo.co.jp
Twitter:あっとawesomesho

「当ブログの掲載内容は、私個人の見解によるもので、必ずしも所属する組織・団体の立場や見解を反映するものではありません」

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