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教科書は何冊買うべきか?

 秋の新学期を迎えるのに合わせ、どの教科書を買っておけばいいのか迷うところです。1冊20~30ポンドするし、多すぎるとかさばります。たまたま、イギリスへの留学を目指している nabocha さんのブログに、Stirling大学大学院のPRコースが使う教科書が紹介されていたので、Greenwich で使っているものを比べてみました。すると、以下の3冊が共通することがわかりました。これらの本は、買っておいても損はないかと思います。

L’Etang, J., 2008. Public Relations: Concepts, Practice and Critique. London: Sage.

Ihlen, Ø., van Ruler, B., and Fredriksson, M., 2009. Public Relations and Social Theory: Key Figures and Concepts. London: Routledge.

Daymon, C., and Holloway, I., 2011. Qualitative Research Methods for Public Relations and Marketing Communications. London: Routledge.

 L'Etangは、Stirling大学の先生で、アメリカ中心の学問の流れに抵抗しようとがんばっています。上記の本は、外国人にとってもわかりやすい英語で書かれていて、教科書としても論文に引用する文献としても使えます。
 Ihlenたちの本は、PRの基礎となる哲学的な思考を紹介しています。世論が形成される過程について考えたドイツの哲学者、ハーバーマス(Habermas)と、フランスの哲学者、フーコー(Foucault)を対比しながら、「じゃあ、今の時代にはどの哲学をあてはめたらいいのだろう」と疑問を投げかけています。
 Daymon and Hollowayは、修士論文を書くための調査の手順について解説しています。学術論文では、こうした手順にのっとらなければなりません。

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 このほか、お勧めなのは、

Tench, R. and Yeomans, L., 2009. Exploring Public Relations. 2nd ed. Harlow: Pearson Education Limited.

 コーポレート・コミュニケーションから自治体の広報、メディア対応まであらゆる分野を網羅する基本書です。具体的なPRキャンペーンがいくつも引用され、写真や図がたくさん使われていて、とっつきやすいです。僕のお気に入りなので、これだけは新しい学生に売らずに手元に置いています。
 教科書はAmazonで中古品を見つけるのが安上がりです。ほかに必要な本は、図書館で借りました。論文を書くときは、本よりも電子版のacademic journal(学術誌)やインターネットに公開されている報告書を引用する機会が多いので、本が少なくてもさほど困りません。電子版の記事は、大学に在籍中であれば自由に取り出せます。
 あとは、授業の進展に応じて、個人的に欲しくなった本を買い足していけばいいでしょう。それでも遅くありません。



#ご質問などありましたら、お気軽に Sho100のメール shoy003(あっとマーク)yahoo.co.jp へ



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Sho100

Author:Sho100
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 新聞記者を12年やって、2011年9月からイギリス・グリニッジ大学大学院へ。Public Relationsの修士コースで学び、2012年のロンドン五輪で柔道・レスリング担当の公式リポーター。
 柔道3段。TOEIC 945。TOEFL 89(IBT)。
 取材渡航歴:カナダ・バンクーバー(冬季五輪)、インド・ムンバイ(テロ事件)、アフガニスタン(テロ事件)、サイパン(刑事事件)
 得意分野:環境(COP10, Biodiversity)、教育(大学)、交通(ローカル線)
Email: shoy003あっとyahoo.co.jp
Twitter:あっとawesomesho

「当ブログの掲載内容は、私個人の見解によるもので、必ずしも所属する組織・団体の立場や見解を反映するものではありません」

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