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修士論文のテーマ選びは混とんの連続

 自分の頭を整理する意味も込めて、修士論文のテーマをどうやって選んだかについて振り返ってみます。当初はロンドン五輪だったのが、10か月後には、企業の社会貢献と内部コミュニケーションという思ってもみない方向に進んでいきました。教授との議論に加え、PRコンサルタントら外部の人たちと触れ合ううちに進化を遂げました。

20121004ring.jpg
(五輪の輪っかが足りないような・・・)(Something is missing with the Olympic rings...)

 イギリスの修士コースは1年ちょっとしかないので、昨年11月末にさっそく論文のテーマを探る意見交換会(workshop)が開かれました。この時は授業が始まってまだ2か月なので、どんな理論を持ち出せばいいのか、どんなテーマなら成り立つのか見当がつきません。それでも、ロンドン五輪にかかわることがやりたいと思い、最初に思いついたのが「五輪と危機管理PR」。2005年7月に繁華街の中心部で連続テロのあったロンドンで、どのようにしてテロのイメージを払しょくして海外に五輪をPRしていくのか-という内容でした。
 「テーマが広すぎるし、五輪が終わってから論文を書くまでの時間が短すぎるかなー」というのが、教授の感想でした。PRの良し悪しや効果を検証するには、最低でも半年ぐらいは必要です。さらに、ロンドン五輪組織委員会の広報部門がそうやすやすと学生のインタビューに応じてくれるのか、という問題もありました。ほかの学生たちも軒並み、「テーマが広すぎる」と指摘を受けました。その後、事件を取材した経験が長かったので、何か危機管理にかかわることをやろうか、いろいろと模索しました。
 今年初めに挙げたのが、東日本大震災と企業のあり方。災害時に企業は何をすべきか、被災した人たちは企業の活動をどう受け止めたかを検証する内容です。震災のことを絡めたいという思いが先走りして、PRの学問とは少し離れた方向に行ってしまいました。4月末の意見交換会では、一つの企業に絞って、企業の災害支援が社員とのコミュニケーションを図るうえでどのように影響したか―という方向に転換するよう勧められました。最終的な案に近づいてきました。

20121004rail.jpg
(線路は続くーよー、どーこまーでーもー♪ 修士への道のりは短いようで長くもあります)

 夏場になって、プランAとプランBを組み立てました。Aは、ある大手企業の複数の社員にインタビューし、災害時に社員をどのように動機づけたか、社会貢献はその企業にとってどんな意味を持つのかを探るもの。仮にインタビューが成立しなかった場合は、Bに衣替えし、その企業の支援活動がメディアや地元住民たちにどのようにとらえられていたかを検証しようと計画しました。結果的に、Aが成立したので満足のいく内容でテーマを確定できました。
 グリニッジ大学のPRコースには14人が在籍していますが、修士論文のテーマは様々です。
 「サッカー協会のPRのあり方と名声の高め方について」
 「新作映画のPRとTwitterの活用について」
 「ファッション業界のソーシャル・メディアの活用法について」・・・
 さて、ほかの学生たちはどうやってテーマを確定していったのでしょうか。
 人によってやり方は違いますが、大学内外のいろんな人に会って刺激を受けるのが大切です。無意識に会話しているうちに、「あっ、これ、いいじゃん」という思いつきが生まれます。

20121004Joi.jpg
Left: Joichi Ito. [photo by Mizuka Ito] Right: The Media Lab atrium. [photo by Andy Ryan]
(MITメディアラボ所長の伊藤穣一さん)

 ちょうど、3日のNHK「クローズアップ現代」で、MITメディアラボ所長の伊藤穣一さんが特集されていましたが、まさにこれだと思いました。「混とんに飛び込むことによって、革新的な発明が生まれる」のだと。思ってもみなかったこと同士をつなげると、化学反応を起こして新たな品物が出来上がる。あえて居心地の悪いところに身を置く方が、何かを変えようとする力が生まれるとのことです。留学するということも、同じことなのかなーと自分で解釈してみました。
 ということで、一つのことが完成しても、混とんのコンセプトで前に進んでいきたいと思います。


#ご質問などありましたら、お気軽に Sho100のメール shoy003(あっとマーク)yahoo.co.jp へ



<キーワード> イギリス 留学 PR 海外 グリニッジ大学 大学院 社会人留学 ジャーナリズム Public Relations 広報 メディア British Council 新聞 記者 修士 master ロンドン オリンピック 五輪 学生

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プロフィール

Sho100

Author:Sho100
For English version, please go to
http://
awesomesho1.blog.fc2.com/

 新聞記者を12年やって、2011年9月からイギリス・グリニッジ大学大学院へ。Public Relationsの修士コースで学び、2012年のロンドン五輪で柔道・レスリング担当の公式リポーター。
 柔道3段。TOEIC 945。TOEFL 89(IBT)。
 取材渡航歴:カナダ・バンクーバー(冬季五輪)、インド・ムンバイ(テロ事件)、アフガニスタン(テロ事件)、サイパン(刑事事件)
 得意分野:環境(COP10, Biodiversity)、教育(大学)、交通(ローカル線)
Email: shoy003あっとyahoo.co.jp
Twitter:あっとawesomesho

「当ブログの掲載内容は、私個人の見解によるもので、必ずしも所属する組織・団体の立場や見解を反映するものではありません」

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